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執筆者の写真Kevin Asano

If You Build it, Will They Come?「それを作れば、彼等は来る?」

大好きな映画の一つに、1989年に公開されたケビン・コスナー主演の野球ファンタジー映画『フィールド・オブ・ドリームス』がある。ケビン・コスナーが演じるレイ・キンセラという農夫が、自分のトウモロコシ畑で声を聞くというあらすじだ。「それを作れば、彼は来るだろう。」レイは誰が来るのか分からないが、直感的に自分の土地に野球場を作らなければならないと考える。その 「彼」とは、実は様々な人たちだった。最初は、「シューレス」ジョー・ジャクソンを筆頭に、農地から現れ、野球をしにきた1910年代から20年代の偉大な野球選手の霊たちだった。また、その「彼」とは、レイが若い頃に反発して家を出たきりで和解できないまま亡くなった父親のことでもあった。そして最後に、昔の伝説的な選手たちの試合を観戦しに来る何千人もの観客のことであった。しかし、レイが学んだように、この「夢の球場」は、ただ昔の有名な野球選手たちがプレーするためだけの場所ではなく、人間関係、人生の目的、そして夢を築き上げるのための場所でもあった。

2019年に(ホノルル市)マッカリーの18畳のガレージでホノルル柔道クラブを始めた当初はホームページさえ作れば、道場の先生方の評判だけで自然に新しい会員が集まるだろうと期待していた。リーワード柔道クラブでの経験では、口コミやホームページから電話をかけてくる人が多く、会員を増やすのはとても簡単だった。驚いたことに、コロナ規制の前後数ヶ月は、全く電話がかかってこなかった。当クラブの場合、道場を作っても「彼」等は来なかったのだ。

今でも、ホームページからの問い合わせはほとんどない。口コミで少しずつ増えていき、ホームページを見てくれる人も出てきた。インフラが完全に整ったら、マーケティングも開始する予定だ。今は、来てくれる人たち一人ひとりが、小さいながらも成長している素晴らしい家族の一員なのだ。

道場を始めた頃を振り返ると、18畳の小さなガレージで5〜8人のメンバーでトレーニングをしていた頃は大変に貴重な時間だった。稽古は激しく、仲間との交流は親密だった。

道場が大きくなっても、目標は親密さと親好を保つことだ。



....Kevin

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